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スポーツ上達のカギは「かけ声」!

2018.09.18 (Tue)

突然ですが皆さんは、スポーツの試合やテレビ中継で
選手のかけ声を耳にしたことはありますか?

例えばテニスプレーヤーがボールを打ち返すときに
「ッアァ!!」と叫んだり、砲丸投げの選手が投げる
瞬間に「ンガー!!」と雄たけびをしたりしています。

一見すると、単なるパフォーマンスのようにも見える
この行動が、実は脳の働きと密接に関わっていたのです。
そこで今回は、声や音が脳に与える刺激について少し
お話したいと思います。

わたしたちは、体を動かすとき脳のさまざまな部分を
働かせています。そのとき司令塔となるのが大脳です。
体を動かすとき、大脳は体のどこをどのように動かす
のか計画し、筋肉に指令を出すという複雑で高度な仕
事を担っています。

しかしスポーツにおいて、この大脳が上達の大きな
ブレーキになってしまう場合があります。

それは、
「あの人には負けたくない」
「失敗したらどうしよう」
というような意識・・・いわば“邪念”です。

この“邪念”が大脳の運動指令に混じってしまうことが
力みや姿勢のズレなどにつながり、本来持っている
運動能力を十分に発揮できなくなると考えられます。

余計なことを考えれば考えるほど、本来の力は発揮
できなくなってしまうのです。

では、スポーツ選手のようにかけ声を出すと
どうなるのでしょうか。

声を出しながら運動をしたときの大脳の活動をみて
みると、声を発したとき、著しく変化がみられる部分が
2つあります。

1つは大脳の中の前頭前野という、ものを考える中心
となる部分です。声を出すことで、この部分の活動が
著しく低下していたのです。前頭前野の活動が低下
することで“邪念”がふきとび、その人がもともと持って
いる能力がフルに発揮されやすくなります。

そして2つめは、意識をつかさどる大脳に対し、無意識
を担う部分である小脳が活発に働いたことです。この小
脳こそが運動上達のカギを握っています。

そもそも、上達するとは…運動を自動化(無意識化)する
ことです。繰り返し練習すると、最初は大脳で考えながら
行っていた運動が小脳中心の活動に移り、考えなくても
無心に体を動かせるようになる。この変化こそが上達だ
と考えられています。

そのため小脳をより活発に働かせることは、スポーツを
上達させるうえで、とても大切なことなのです。

目から得た視覚情報は、必ず大脳を経由して処理され
ますが、耳から得た聴覚情報には小脳に直結して処理
されるルートがあります。

そのため声や音のリズムを耳から入れることで、その音
のリズムにあわせて無意識に体を動かすことができると
考えられています。

オリンピックなどでの大舞台で、スポーツ選手が声を
出しているのは、単なるパフォーマンスではなく脳科学
に基づいたものだったのです。

日常生活においても、固いビンのふたを開けるとき・・・。
「グウウウウゥ」と発声するだけで握力が平均3Kgアップ
するといわれています。

皆さんもぜひ、さまざまな場面で声を出してみてください。
意外な発見があって面白いかもしれませんね。


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テーマ : 健康第一 - ジャンル : 心と身体

10:15  |  脳の健康  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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